日本六古窯の一つとして名をはせる、兵庫県丹波篠山市の立杭地方。
土とふれあい窯の中の炎を育て、作品をつくる。この土地の陶工は皆、大木のようなおおらかさと太陽のような温かさをもっている。そんな陶工に導かれ、郷をめぐり暮らしを共にするこの旅は、やきものを通して人間の根源的な営みや、自然との関わりを教えてくれる。
あなたの日常をより豊かにする体験が、ここにはあります。
ろくろを回していたかと思うと、お客さんと談笑しながら作品の説明をしている。
郷や器に対する豊富な知識や、作陶から販売まですべてを自分達で行うことで培われた
その人間力にはいつまでも話していたくなる魅力がある。
そんな陶工と産地をめぐり、暮らしを共にするこの旅は、
丹波焼を側面だけではなく、作り手が持つ美意識、創作の根源など、より深いところまで味わうことができる。